Method 根入れ式鋼板セル工法について
岸壁、護岸および
防波堤の建設に
更なる時代を拓く
「根入れ式鋼板セル工法」とは、あらかじめ一体化されたセルを海底の地盤中に根入れさせる工法です。
直接打設の場合は、数台のバイブロハンマを同調運転させ、強力な振動エネルギーを均等にセルに伝える連動システムを用い、困難だとされていた一体セルの打込みを可能にしました。
近年では、従来の打設方式に加えて、堅固に施された基礎部に、セル本体を直接据付け、本体の前面と背面を石材等で埋め戻すなどしてセル本体の根入れ部を確保して構築する据付方式を新たに取り入れています。

根入れ式鋼板セル工法 4つの特徴
急速施工が可能
鋼板セルは、あらかじめ工場やヤードで製作、一体化して 現地に運搬、一気に設置するため、海上作業時間が大幅に短縮され急速施工が可能です。
大水深工事への対応が可能
鋼板の板厚を自由に選ぶことができ、20m以上の水深の施設にも十分適用できます。
耐震性に優れています
地震動を「剛と柔」の構造体により吸収し、さらに根入れ部によって滑動抵抗が増大し、地震への安定性に優れています。
止水性が優れています
鋼板セルは、溶接による一体構造となっているため、止水性に極めて優れています。据付方式においても基礎部において、アスファルトマスチックなどを採用した遮水性を確保した構造にすることが可能です。

鋼板セル施工フロー


Members Only
会員向けのお知らせや
ダウンロード可能な資料を
ご覧いただけます。